滑らかソフト

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タケノとおはぎ



"タケノとおはぎ"



その存在を知ったのは何を隠そう、
深夜ドラマのサボリーマン甘太朗だ。



テレビで見た時酷く感動した。

今までね、わたしが持っていたおはぎの概念をグワーーーッと覆してしまったのね。すごいの。とにかくすごいの。もうアートなの。普通にあんこでぐるんってもち米包んだんじゃないの。






しかも東京に2店舗しかない。

テレビでやってた桜新町、それから学芸大学。

本当は桜新町の方へ行こうと思ってたけれど、学芸大学にちょうど行きたいと思ってたのそちらへ行くことにした。

駅から12分くらいで結構距離があったけど、そんなの気にならないくらい楽しみだった。







店舗がこんなシンプルでスタイリッシュ。おはぎが入ってる木箱置いてあるくらい。



カッケェ…...。


看板も出てないし、店内の入り方すらちょっと分かんないくらいホントに無駄がなく、シンプルで洗練されたお店...。






店内に感動しつつ、並べられたおはぎたちを見る。


タケノとおはぎはこしあんつぶあんだけではなく変わり種おはぎがある。こしあんつぶあんはレギュラーであとの変わり種おはぎは日替わりらしい。毎日違うって、凄くない?




今日のラインナップは



めっちゃ美味しそうやん…。


おはぎって何でも合うの?
マンゴーとか、バニラビーンズ?
凄くない…?




全部頼みたかったけど、流石にそんなに食べれないので泣く泣く4つで手を打つ事にした。


レギュラーをいくべきかと悩んだけど、折角だから変わり種おはぎを味わいたいって欲が出てしまい…わたしがお願いしたのはナッツ、ごまとあんず、マンゴーひとつ、バニラビーンズとシーソルトだ。



スタイリッシュなお兄さんが笑顔で接客してくれた。









おはぎたちはこの丸いわっぱに詰めてくれる。


わっぱのフタをとめるテープも好きなのを選べるのだそう。柄がどれも可愛いから心がウキウキ。ステップを踏んで踊り狂うレベル。





詰めてくれるのをニコニコしながら待っているとお兄さんが「あのう」と声を掛けてきた。


「わっぱが大、中、小とあるんですが個数によって決まってまして。大が7個、中が5個、小が3個。4個ですと普通の入れ物になってしまいます。」


そう言って見せられたのは普通のプラスチックの容器。









よもぎと抹茶も下さい」




速攻でもうひとつお願いした。



わっぱだとぴったりの個数で入れないと形が崩れちゃったりするんだって。

それじゃあ増やすよね。
わっぱがいいもんね。



お腹に相談する暇もなく5個に変更だ。




おはぎを詰めながらお兄さんが「このナッツはコーヒーにとても良く合うんですよ。」と教えてくれる。



和菓子にコーヒー。

もうひたすらにおはぎ概念をぶち壊してくれる。




店員さんのお話を感心しながら聞いているとテープの柄を聞かれて、夏だから水色と黄色の柄が入ったものにした。うう〜!心のジャンピングが止まらない。


おはぎのわっぱが入った紙袋を渡され店を出るとムンとした暑さに包まれた。アスファルトの照り返しがすごい。しかしわたしの右手には可愛いおはぎがいるのでそんな気温さえも気にならなかった。食べ物のちからはすごい。




寄り道しながら家へ帰ったのでおはぎが崩れてないか心配しつつ…









ててん。


もう既に美味しそう。

というか美しい。
このわっぱにテープがよく映える〜!!!









おはぎ開封の儀


時計回りにナッツ、ごまとあんず、マンゴーとひとつ、よもぎと抹茶、バニラビーンズとシーソルト。





アートが過ぎる。












美しい〜〜!!!!!




わっぱの中の匂い嗅いだら幸福の匂いがした。



最高だ。


このわっぱの中に入っておはぎたちと触れ合いたい。




とりあえず、よもぎと抹茶から食べる。



マーブル模様になってて、可愛い。

食べたら抹茶とよもぎのほのかな甘みがふわっときた。甘すぎない。中のもち米と丁度うまくマッチしてる。

よもぎの味の方が強いのかな?わたしは抹茶よりよもぎを感じた。おいしい。おいしい。おいしい!




あっという間に食べ終えた。


その時間、1分もかかってない。



思ったよりも全然重くなくて、寧ろ凄い軽いし甘過ぎないからこれペロッと全然いけちゃうやつだ。


お次はマンゴーとひとつを食べた。



もう、マンゴーの果肉が上に乗ってるの!美味しくないわけないでしょ!!!
食べたらマンゴーの甘み旨みがぶわっときて爽やか〜〜「わたしは今なにを食べてる…?」ってなりつつも、中のもち米に到達すると「ああ!そうだ!これはおはぎ!おはぎだった!」とおはぎということを思い出す。


もち米が、粒を残しつつほろほろと柔いの。普通のおはぎより全然固くなくて、もうとにかく柔らかい。歯がないじいちゃんでも食べれる柔らかさ。



あっという間にマンゴーとひとつがなくなった。


切ない。
こうしておはぎたちが居なくなってゆく…

悲しいけど、食べられるために彼らはここにいるのだ。わたしが美味しく食べてあげなきゃだめなのだ。なくなっちゃうのは悲しいけど、しょうがないのだ。




しゅんとしながら次に手をつけたのはバニラビーンズとシーソルト。

見た目がヒラヒラのレースみたいにエレガントでかわいい。上に乗ってるのはなんだろう。砂糖菓子?ソルト?
食べたけど塩気を感じたからソルトかも。




もうこれはね、最高の組み合わせだった。
あまじょっぱいのは悪魔的組み合わせ。

10個は食べれるわ。




これもあっという間に食べた。
のこりは、ふたつ。

お腹に入るか入らないかと言ったら全然入るんだけど、ここにきて血糖値のことが気になった。というか、ダイエット中なのに普通に甘いもの食べてる。だめじゃん。

本日中にお召し上がりくださいと言われたけど今日全部食べてしまうのは体重的な意味で怖くて、凄く申し訳ないけど明日のこりふたつ食べることにする。

冷蔵庫いれちゃうとおはぎ固くなっちゃうんだって。

でも、でも今日全部は食べれない…背に腹は変えられない…ごめん…冷蔵庫に入れた。



まあ明日の楽しみが増えたので良しとする。
デブ思考。





今日3つ食べたけど、どれもとても美味しかった!

見た目も、味も、全てがいい。すてき。
しかも日替わりなんだもんね。

毎日通いたい。

昔、学芸大学に住んでたの引っ越さずにこのまま住むべきだった。そしたら毎日通ってた。そして順調にデブになってた。こわい。何でもないところに住んでてよかった。たまに不便だけど誘惑ない方がありがたい。



また買おう。
タケノとおはぎさん、美味しかったです!