タケノとおはぎ
"タケノとおはぎ"
その存在を知ったのは何を隠そう、
深夜ドラマのサボリーマン甘太朗だ。
テレビで見た時酷く感動した。
今までね、わたしが持っていたおはぎの概念をグワーーーッと覆してしまったのね。すごいの。とにかくすごいの。もうアートなの。普通にあんこでぐるんってもち米包んだんじゃないの。
しかも東京に2店舗しかない。
本当は桜新町の方へ行こうと思ってたけれど、学芸大学にちょうど行きたいと思ってたのそちらへ行くことにした。
駅から12分くらいで結構距離があったけど、そんなの気にならないくらい楽しみだった。
店舗がこんなシンプルでスタイリッシュ。おはぎが入ってる木箱置いてあるくらい。
カッケェ…...。
看板も出てないし、店内の入り方すらちょっと分かんないくらいホントに無駄がなく、シンプルで洗練されたお店...。
店内に感動しつつ、並べられたおはぎたちを見る。
タケノとおはぎはこしあん、つぶあんだけではなく変わり種おはぎがある。こしあん、つぶあんはレギュラーであとの変わり種おはぎは日替わりらしい。毎日違うって、凄くない?
今日のラインナップは
めっちゃ美味しそうやん…。
おはぎって何でも合うの?
マンゴーとか、バニラビーンズ?
凄くない…?
全部頼みたかったけど、流石にそんなに食べれないので泣く泣く4つで手を打つ事にした。
レギュラーをいくべきかと悩んだけど、折角だから変わり種おはぎを味わいたいって欲が出てしまい…わたしがお願いしたのはナッツ、ごまとあんず、マンゴーひとつ、バニラビーンズとシーソルトだ。
スタイリッシュなお兄さんが笑顔で接客してくれた。
おはぎたちはこの丸いわっぱに詰めてくれる。
わっぱのフタをとめるテープも好きなのを選べるのだそう。柄がどれも可愛いから心がウキウキ。ステップを踏んで踊り狂うレベル。
詰めてくれるのをニコニコしながら待っているとお兄さんが「あのう」と声を掛けてきた。
「わっぱが大、中、小とあるんですが個数によって決まってまして。大が7個、中が5個、小が3個。4個ですと普通の入れ物になってしまいます。」
そう言って見せられたのは普通のプラスチックの容器。
「よもぎと抹茶も下さい」
速攻でもうひとつお願いした。
わっぱだとぴったりの個数で入れないと形が崩れちゃったりするんだって。
それじゃあ増やすよね。
わっぱがいいもんね。
お腹に相談する暇もなく5個に変更だ。
おはぎを詰めながらお兄さんが「このナッツはコーヒーにとても良く合うんですよ。」と教えてくれる。
和菓子にコーヒー。
もうひたすらにおはぎ概念をぶち壊してくれる。
店員さんのお話を感心しながら聞いているとテープの柄を聞かれて、夏だから水色と黄色の柄が入ったものにした。うう〜!心のジャンピングが止まらない。
おはぎのわっぱが入った紙袋を渡され店を出るとムンとした暑さに包まれた。アスファルトの照り返しがすごい。しかしわたしの右手には可愛いおはぎがいるのでそんな気温さえも気にならなかった。食べ物のちからはすごい。
寄り道しながら家へ帰ったのでおはぎが崩れてないか心配しつつ…
ててん。
もう既に美味しそう。
というか美しい。
このわっぱにテープがよく映える〜!!!
おはぎ開封の儀
時計回りにナッツ、ごまとあんず、マンゴーとひとつ、よもぎと抹茶、バニラビーンズとシーソルト。
アートが過ぎる。
美しい〜〜!!!!!
わっぱの中の匂い嗅いだら幸福の匂いがした。
最高だ。
このわっぱの中に入っておはぎたちと触れ合いたい。
とりあえず、よもぎと抹茶から食べる。
マーブル模様になってて、可愛い。
食べたら抹茶とよもぎのほのかな甘みがふわっときた。甘すぎない。中のもち米と丁度うまくマッチしてる。
よもぎの味の方が強いのかな?わたしは抹茶よりよもぎを感じた。おいしい。おいしい。おいしい!
あっという間に食べ終えた。
その時間、1分もかかってない。
思ったよりも全然重くなくて、寧ろ凄い軽いし甘過ぎないからこれペロッと全然いけちゃうやつだ。
お次はマンゴーとひとつを食べた。
もう、マンゴーの果肉が上に乗ってるの!美味しくないわけないでしょ!!!
食べたらマンゴーの甘み旨みがぶわっときて爽やか〜〜「わたしは今なにを食べてる…?」ってなりつつも、中のもち米に到達すると「ああ!そうだ!これはおはぎ!おはぎだった!」とおはぎということを思い出す。
もち米が、粒を残しつつほろほろと柔いの。普通のおはぎより全然固くなくて、もうとにかく柔らかい。歯がないじいちゃんでも食べれる柔らかさ。
あっという間にマンゴーとひとつがなくなった。
切ない。
こうしておはぎたちが居なくなってゆく…
悲しいけど、食べられるために彼らはここにいるのだ。わたしが美味しく食べてあげなきゃだめなのだ。なくなっちゃうのは悲しいけど、しょうがないのだ。
しゅんとしながら次に手をつけたのはバニラビーンズとシーソルト。
見た目がヒラヒラのレースみたいにエレガントでかわいい。上に乗ってるのはなんだろう。砂糖菓子?ソルト?
食べたけど塩気を感じたからソルトかも。
もうこれはね、最高の組み合わせだった。
あまじょっぱいのは悪魔的組み合わせ。
10個は食べれるわ。
これもあっという間に食べた。
のこりは、ふたつ。
お腹に入るか入らないかと言ったら全然入るんだけど、ここにきて血糖値のことが気になった。というか、ダイエット中なのに普通に甘いもの食べてる。だめじゃん。
本日中にお召し上がりくださいと言われたけど今日全部食べてしまうのは体重的な意味で怖くて、凄く申し訳ないけど明日のこりふたつ食べることにする。
冷蔵庫いれちゃうとおはぎ固くなっちゃうんだって。
でも、でも今日全部は食べれない…背に腹は変えられない…ごめん…冷蔵庫に入れた。
まあ明日の楽しみが増えたので良しとする。
デブ思考。
今日3つ食べたけど、どれもとても美味しかった!
見た目も、味も、全てがいい。すてき。
しかも日替わりなんだもんね。
毎日通いたい。
昔、学芸大学に住んでたの引っ越さずにこのまま住むべきだった。そしたら毎日通ってた。そして順調にデブになってた。こわい。何でもないところに住んでてよかった。たまに不便だけど誘惑ない方がありがたい。
また買おう。
タケノとおはぎさん、美味しかったです!
眼科に行った時の話
ここ3〜4週間、寝てもずっと目の痛みや疲れがとれなかったので遂に人生で初めて眼科へ行くことを決意した。
前にも目の疲れとか痛みを感じる事があったけど、みんな一時的なもので1日、2日経てば治ってたからこんなに続くのは初めてで何だか怖かった。
眼科なんて行ったことないので尚更だ。
眼科=検査器具たくさんある=こわい
この方程式が私の中で出来上がってた。
眼科へつくとまず先生とこんにちはして現状をぺらぺらと軽く説明。「じゃあ眼見てみようか」先生の横でずっとスタンバってた器具が登場する。すでに怖い。
「左目からみまーす… うん、うん異常なさそうだね〜」
良かった。
変な病気だったらどうしようかと思った。
先生の朗らかな声でわたしはめちゃくちゃ安堵した。
「じゃあ次、右目ね」
これならすぐに診察が終わるだろう。
仕事の休憩中に来ているから早く終わってくれて助かる!お腹減った!
頭の中はお昼ご飯何食べようかなと目からご飯へと華麗にシフトチェンジ!
もうぶっちゃけ目のことはどうでもよかった。
牛丼食べてぇ〜!!
牛牛〜!!!
「右目…… ん?何か…あれ?」
右目に差し掛かった途端、先生の声のトーンが一変した。「え?なn、なに、な、なにかありました?」思わず声が上擦る。
「…」
先生、応答がない。
わたし、固まる。
器具から顔外していいよと言われて顔を外し恐る恐る先生の表情を確認するとウーン…って顔してた。なんだそれ。めちゃくちゃ怖い。え?さっきまで「異常なさそうだね〜」って間延びした、朗らかな感じで言ってたじゃん!!なに?!病気なんか?!
牛丼のことなど頭から吹っ飛んだ。
再び目のことが舞い戻ってきた。
おお〜おかえり、目!
あっという間に頭の中は右目のことでいっぱい!
「…うん、あのね、右目のね、神経がなんか傷んでるな…弱まってるね…」
「神経…弱…」
「右目よく使う?」
「よくかはわかりませんけど…右目のほうが…痛い…です。うん、痛い…」
「ちょっと検査しようか」
サッ!と素早く看護師さんが登場。
検査の部屋へ連れてかれる。
大丈夫か…わたしは大丈夫なのか…
ドキドキしながら検査した。
「アハ、視力はいい感じですね!」
途中、看護師さんのその一言でどきどきが少し軽減した。
そう、わたしは裸眼で両目1.5だ。
1.5もあるんだよ。
一時期
「マサイ族かお前は」
と言われてただけある。
こういう時、看護師さんの存在ってかなり安心するし有難いよね。でもね、こわい。こわさはまだなくならない。普通の視力検査だったら「まじマサイ族ですよね〜ガハハ!」って笑い飛ばしてたけど、今は、ムリ!
うううってなりながら一連の視力検査終えたあと先生がデータを見てたんだけど「……うーん…そうか……やっぱり…心配だな……若いから緑内障とかまだ大丈夫だと思うけど…うん…念の為、精密検査していいかな?」ってまだ難しい顔して言うものだから「あ…どうぞ」しか言えなかった。休憩時間終わった。
屈折検査、矯正視力検査、細隙灯顕微鏡検査
、精密眼圧測定、角膜曲率半径計測、精密眼圧検査、静的量的視野検査、眼底三次元画像解析…
結局こんなに沢山検査したっていう。
恐ろしい程のラインナップ。
看護師さんが「検査沢山あったから疲れちゃった?」って心配してくれたんで、全然大丈夫ですよ!って返したら「そうだよね〜!まだ若いし!おじいちゃんとかはね、これくらいやるとやっぱ疲れちゃうからね…若いのはいいよね。ウフ」と笑いかけた。
実は結構疲れました。
など言えなかったのでヌハハと笑っといた。
わたしの体力はきっともうおばあちゃん並なんだろう。
それから精密検査も終え、「取り敢えず、経過観察だね」という判断に至った。
なんかの検査の結果、左目は正常範囲内だったんだけど、右目がボーダーラインだったらしい。なんなのこわい。
まあ、大丈夫らしいのだけれど1年に1回は検査してね、ということに。
その後この結果が何でもなかったみたいに「君、あそこの薬局の人だよね?」「そうです」「やっぱりね〜!なんか見たことあるし、ナースシューズだし!今日忙しい?」「木曜日だから結構暇です」「だよね〜!みんな休んでるもんな〜僕も休もうかな」ってワハハと談笑してた。
仕事でパソコンずっと使うのと移動中や家でスマホ弄ってるし、睡眠時間がちょっと短かったのでスマホ控えようっていうのとちゃんと寝ようって先生と約束した。だがスマン、ありゃ嘘だった。
だから仕事であんまパソコン見ないようにする!!!!!!!
まあでもスマホもなるべく使い過ぎないようにはする…。目はこわい…。
みなさんも目は気を付けてください…
スマホし過ぎダメだって…ちゃんと寝ような…
ちなみに休憩時間は1時間だったんだけど、診察時間1時間30分だったのでもはや休憩などなく、ご飯食べれなくて仕事中「オナカスイタ…シヌ…」言ってたら後輩の子が「先輩、マドレーヌありますよ。」ってくれた。先輩も「こんにゃくゼリーあるよ。」ってくれた。
ありがとう…
ありがとうございます…
みんなにぺこぺこしながら恵んでもらった物をもぐもぐした。
主任は「ごめん、食べれるのないな。ブドウ糖かエンシュアリキッドならあるよ!」って言ってきたのでいらないって即答した。
おわり。
記録2
書き溜めてる文がたくさんあるけれど、それらが中々まとまらないのでまたここ最近の記録を綴る事にする。
5/7 月曜日
仕事、連休明けの1日目はありえないほど人がやって来た。ひっきりなしに来るものだから呂律が回らないし、休む暇を与えないし、頭の中がパンク寸前。あっちをこっちをそっちを行ったり来たりがどっと疲れる。忙しくて訳分からなくなって自分の机じゃないとこに座ってキーボードをカタカタしてた。後輩の机だった。「先輩、そこ、わたしの」後輩の子がわたしの背中をつんつんした。くすぐったいのと疲れたのが合わさって「んがっ」って変な声でた。
5/8 火曜日
連休明けで仕事が始まったとおもったら固定休だ!すぐに休みだ!月曜日は恐ろしく疲れたので今日が休みで良かった。マジ感謝。卍。卍ってもう流行ってないの?
あ、夜からは友達と新宿へ飲みに行った。調べた肉バルのお店へ行こう!ってなったのに方向音痴な2人なのでたどり着いたお店は九州居酒屋だった。肉バルの肉の字もない。適当な2人なので「お腹空いたし入ろう!」あっさり肉バルを諦めた。レモンサワーが異常に酸っぱくて「もうちょっと酸っぱさなくしてください」と頼んだけどあまり変わらなかったよ。ふしぎだね。でも話が美味しかったので猛烈に楽しくてワハワハ。やっぱりお酒と話って気持ちいいね。
5/9 水曜日
また仕事だ。いや、今日行けば明日と明後日は休みをとってるのでぜんぜん良いんだけどいやでも昨日休みで今日出勤で明日休みで、って今日という日要らなくね?そう思いながらも根は真面目なのでしっかり働いた。仕事終わりには恒例の真夜中おやつ会だ。みんながお菓子を持ちより夜の罪深い時間帯にお菓子を食べるのだ。信玄餅美味しかったなあ。あとコロッケのまんまというスナック菓子。マジでコロッケの味がしてこのスナック菓子で白米 食べれる。おすすめ。社長から貰ったデーツも美味しかった。最近デーツにハマってる。密かに。
5/10 木曜日
待ちに待ったこの日。大好きなひとたちのライブ。BBHF。朝から異常にテンションが高くて彼らに会えるんだーと思うと外の雷雨は全く気にならなかった。駅へ行くまでの道で靴がびしょ濡れになっても気にならなかった。会場へ着いた時足がもっちゃもちゃだったけど気にならなかった。
物販前にカフェでスイーツ飲みしたの、真昼間からハイボールにスイーツ食べれちゃうなんて夢のようだった。みんなと食べれて飲めてしあわせ。幸せ気分のまま物販に並び、いろんな人に出会えていきなりハグしてすみません。ライブが何より楽しみだけど、みんなに会えるのもとても楽しみにしてたから、ゆるしてほしい。
ライブはちょこっと高い位置から見てたのでメンバーの顔がハッキリと見えたのが嬉しかった。いつも表情があまり見えなくて、見てみたいなあと思っていたから嬉しくてにやにや。演奏もだけど照明がとにかく格好良かった!聴いたことのない曲が次から次へと耳に滑り込んできて、カバー曲、ページ、次の火以外は全て新曲だと分かると身体中が熱くなって。この場所に来れてよかった。それから今回のライブで一番和樹くんに目がいった。ドラムめためたカッコイイ!なんでだろ、凄くビビッときた。Warbearの時は違う方だったから、聞き慣れてるせいもあってかやっぱり和樹くんのドラムが恋しかったのかな。いや、いつもの彼らの音楽ではないと分かってるんだけど慣れるまで時間が掛かるというか、その時の気持ちとしてはGalileo Galileiが終了してからの初めてのライブだったから、無意識の内にまだGalileo Galileiを求めてたのかな。
でも今回でBBHFの音楽を聴いたらGalileo Galileiとも違ったし、Warbearとも全く違って、それぞれすべて別物で、三つのアーティストなんだとようやくぴったり区切りがついたかも。次にWarbearを聴く時は別物として、ちゃんと違うアーティストだと思って聴けるような気がする。楽しみ。BBHFの音楽も、かなり楽しみ!
終了した時は胸がポッカリと空いて、虚無感と寂しさと恋しさがグルグルしてたんだけど、こうして違う形でまた彼らの音楽が聴けて嬉しい。
息絶えるまで彼らの音楽を聴いてたい。
5/11 金曜日
先日のライブ後朝まで飲んだので飲み疲れて1日死んでいた。ベッドに辿り着けなくて床で寝てた。頭痛!眼精疲労!でも楽しかったなあ。やっぱりもう1日休み取ってて良かった。
5/12 土曜日
仕事だ。夢の時間はすっかり終わった。かなしい。でも夜からは大好きな職場の先輩と飲みだから、と仕事を淡々とこなした。仕事が終わって先輩と向かったのは寿司酒場。寿司酒場と謳っているのに普通に餃子とかもある。すごい。最近お肉か大豆ぐらいしか食べてなかったので久し振りに食べた魚に猛烈に感動した。今度から魚推しでいこうかなって思っちゃった。すしの ちからって すげー!
お寿司とお酒という最高の組み合わせでね、ずっと話してた。先輩との飲みはお互いのべた褒めから始まる。お互いべた褒めをした後に仕事の話をして恋愛の話をするのが恒例の流れだ。あと先輩と旦那さんのラブエピソードを聞く!たのしい。ホントに憧れの夫婦。
それから気持ちよくなったわたし達はバーへ行った。立ち飲みのところなんだけど人がわんさか。前行った時は人が少なかったからいいかなと思ったの、でも人多いからヤメヨ!と違うとこ行こうとしたら丁度お店から出てきたお姉さんが「ここめっちゃ楽しいよお!」と手を引っ張ってきたもんだから、逃げるに逃げれなくて入った。
前に1度しか行ったことなかったのにマスターが「〇〇ちゃんでしょ?」と覚えてたのビックリした。だからこんなに繁盛してるんだな。周りは常連さんばっかでお酒やらチーズやら全部ご馳走になって御機嫌!またこよう。
5/13 日曜日
昨夜飲みすぎたので今回も床で寝てた。最近本当にアホな飲み方しかしてない。というより、酔っ払うと楽しくなっちゃってお酒が止まらなくなる。お水も飲んでなかったので余計に。前に友人と交わした「お酒1杯飲んだらお水1杯飲もうね」の指切りげんまんを速攻破った。針千本飲まなきゃいけない。マロニーちゃん千本で勘弁してくれないかな。マロニーちゃん大好きなんだよな。超うまい。
ps.日曜日に先輩が、わたしがちゃんと帰ったかどうか心配だった。わたしも泥酔してたけど。って電話してくれてときめいた。すき。恋かな。
記録
4/1 日曜日
エイプリルフールだからって朝から色んな言葉が多く飛び交っていて、嘘なんだか本当なんだかよく分からない世界になってた。でも一昨年は雄貴さん、本当のことを言っていたなあ。嘘か、本当か、もやもやしてたことを思い出し、懐かしくかんじた。あれからもう2年経ったのですね。今日も幸せそうで、親のように心がぽわわっとして嬉しいです。雄貴さん、歳上なんですけども。
4/2 月曜日
新社会人と思しき人たち、ぴっちりとスーツを着こなしてぞろぞろと駅の方へ歩いてた。社会人何年目かのひとと、新社会人のひとは、どういうわけか すぐに見分けがつく。なんでだろう。新鮮さ?フレッシュさの違いなのか?
4/3 火曜日
仕事がお休みの日だ。
これをしよう、あれをしようと頭の中でたくさん決めていたのにいざ休日を迎えるとベッドから1歩も動く事が出来なかった。脳みそが「外はきけんだ。寝てろ」と手足を動かす信号やらを遮断してしまって、ぴくりとも動かなくなっちゃったんだよ。まともに動かせるのは眼球くらいだった。スマホをダラダラ眺めて時間をむだに過ごし、万歩計の歩数はたったの50歩。トイレとお風呂でぐらいしか移動していない。怠惰。
4/4 水曜日
仕事で毎週やって来るおじいちゃんがいる。
88歳なのに杖もつかずに元気いっぱいだ。いつもニコニコしてる。そしていつもキャラメルをくれる。決まって数は3つだ。よく分からないけど、この数字が覆ることはない。1日3つって決まってる。たまに連日来る事があり、その時も3つ持って来てくれるのでその週は6つ貰えるのである。なぞだ。
4/5 木曜日
お昼休憩、職場の冷蔵庫を開けると大きなロールケーキ二つが大幅に場所をとっていた。かなりの大きさで、すぐに「これは社長が買ってきたコストコのやつだな」と察しがついた。社長はコストコが大好きだ。差し入れてくれるお菓子なんかは大抵コストコだ。何故にそんなコストコなのかよくわからないけど大好きなんだろうな。よくわからないけど。
4/6 金曜日
前を歩いていた人の耳に何かがあることに気付いた。棒状のなにかだ。最初は鉛筆かな?と思ったけどずっと見ていると鉛筆ではない何かに見えてきた。何だろうなとそのまま見てるとようやく気付く。タバコだ。タバコを耳に掛けてんだ。新しいな!耳の裏、ヤニ臭くならないかなってなぞの心配をした。
4/7 土曜日
朝からお母さんに連れられてきた小さな子供が「今度はなにするの!!!!なにするの!!!やだ!!!!もう帰る!!!こわい!!!!!やだぁーーー!」と絶叫しててわたしもだよ…お仕事こわいよ一緒に帰ろ…って思わず声を掛けそうになった。小さい子にとったら白衣の人がたっくさん居ると、みんなお医者さんに見えて怖いんだろうな。わたしも小さい時耳が悪くて吸引みたいなのした事あったけど、それしてから病院の入口行くだけでしんどくなっちゃって泣き出したことがあった。こわい。でもこの歳になっても病院はこわいよ。心拍数上がる。歳を重ねたら子供の時みたく「やだやだ」って泣き叫べない分、こわい度が上がった気がするよ。ね、健康でいたいよね。
みんな健康でいられますように。
今週もお疲れ様でした。
PS.帰りの電車で綺麗な黒いおかっぱの髪型のお姉さんを見掛けた。でも、それが普通のおかっぱではなく、襟足だけが長く伸ばされ丁寧に三つ編みされていた。なんとも言えない不思議な髪型だったんだけど、お姉さんによく似合っていた。
アメーバと先輩。
先日同じ職場の大好きな先輩とご飯へ行った。
わたしが今の職場で働き始めてから丸3年。
右も左も上も下も斜め横も右斜め上も45度上も分からなかったわたしを丁寧に一つ一つ指導してくれたのが先輩だ。
先輩とサシで飲みに行くのは2度目。
毎日職場で顔を合わせているけど、いざ2人きりになると未だに緊張する。だいすきな恋人に会う時みたくおめかししたり、ソワソワしたり。いつも丸まっている背中もピンと伸ばして歩いてみたり。(この5分後ぐらいにまた猫背になってしまったけど)
仕事を終えてお店へ向かい、到着するとすぐに乾杯ビール。おつかれさま、のあとにグラスがぶつかり合う音。しゅわしゅわと苦いビールが喉を通ってしゅわ。この苦味が昔は苦手だったけど今のわたしにとってはとても美味しい。そして仕事おわりのお酒は格別においしいのだ。染みる。ご飯とお酒を交えてワハワハほろ酔い。口もイイ感じに緩まる訳で、女子お決まりの恋愛話になった。
先輩は結婚生活5年目の大ベテラン。
頭が上がらないどころか地面にめり込んでしまうぐらいのベテランぷりだ。
今も仲良しでその仲良しっぷりはというと以前Twitterで載せたわたしの絵をTシャツにし、それを旦那さんと一緒に寝巻きにして寝ているというくらいの仲良し具合。
なんでもわたしの描いたキャラクターの名前を一緒に考えたり、家でお酒を飲みながらわたしの絵を見てくれたりしているらしく、夫婦揃ってわたしを喜ばすプロ。口座にいくら振り込めばいいの?
そんな先輩と旦那さんの関係性がとても羨ましくてその仲良しの秘訣を聞いてみたけど、最終的に「わたしの旦那と同じような人がいたら紹介してたのになあ!」になった。そう言えちゃう程先輩は旦那さんが大好きなのだ。
話を聞いてたら先輩の旦那さんがとても好きになったので、「旦那さんのような人が現れないかな〜」そう言うと先輩は
「旦那がアメーバなら良かったんだけどね…」
とんでもない事を言い始めたので流石の私も戸惑いを隠せなかった。
「旦那さんをそんな、アメーバなんて…
めっちゃイイですね」
それから同調した。
そこからは世にも恐ろしい『どうやって旦那さんをアメーバにするか』の話し合いが始まった。
旦那さんの腕を左右から引っ張る
お鍋の中にいれてグツグツ煮てみる
などの意見が上がり大いに盛り上がりを見せた。
「クゥ〜!旦那さん愛されてるなァ〜!!」
こんな事を言ってたけど今冷静になって思い返してみるとかなり恐ろしい話し合いだったな。なんだよアメーバって。
しかもこの話、割と長くしていた気がする。
旦那さんに会う事があったら「アメーバにしなきゃ…」と思ってしまいそうでこわい。
それから今度は一転して真面目モードになり仕事の悩みとか、自分のあり方とか、いろんな重ったるいお話しをした。
正直こういう話はつまらないかもと思って控えるんだけど、先輩はそういう話に付き合ってくれるし自らも話してくれるのでつい話しちゃう。
面白い話から熱い話まで、お酒を飲む手が止まってしまうくらい会話に熱中していた気がする。
こういうことはあんまりない。
会話の中で、先輩が言ってくれた
「わたしはあなたよりも先に働いてるし先輩という立場だけど、あなたのことを後輩だと思ったことがないの。いい意味でね。」
「仕事に対する姿勢を見て、凄いなあと思ったり、尊敬している部分が沢山あって。わたしじゃ気付かないような所をあなたは気付けていて、此間も朝から泣きそうになっちゃったもん!そういう細かいところ見れる人ってあんまり居ないと思う。」
「だから前にも言ったけど、わたしはあなたを悪く言う人とか、敵とか、そういうのが存在したら守ってあげたいんだ。わたしは味方で居たい、仕事でのあなたもプライペートのあなたも、全部だいすきだから。」
この言葉たち。
もうぶわぶわと、涙が出てしまいそうになったんだけどグッと堪えて、それはそれはもう、ゆるっゆるの表情をした。
嬉しすぎる事が急に起こると人間はうまく言葉が出てこないらしい。
ありがとうとか、なにか言わなきゃと思いつつ、うまく口が動かなくて「うわ」や「そんな」の様な言葉しか出てこなかった。ぽんこつ。
人に面と向かってそういう事を言われるの初めてで、こんな嬉しい言葉を貰う事もないから本当に吃驚したんだろうな。
ボイスレコーダーで録ったの?ってくらいに先輩の言ってた事を一字一句覚えてる。お酒も飲んでたのに。
絶対そんなことは無いと思うけど、嘘でも、気休めでも、お酒の勢いでも、なんでもよかった。
先輩に対して裏があるとか思った事もない、仮にだ。仮に嘘の言葉だったとしても、わたしも先輩の事がだいすきなので全然許せてしまう。
寧ろこの瞬間にそうやって言葉を掛けてくれてありがとうしか思わない。
この食事を通して一層先輩のことが好きになった。
先輩も同じ事を言ってくれた。ニヤける。
次また飲みに行く時は、先輩に何かプレゼントしようと思う。自作の何かと、小さい花束とか。少しでも先輩が笑ってくれたら、それだけで嬉しい。
松崎しげる並に黒い話
関東地方で4年ぶりだか何年ぶりだかの大雪が降った。
その日わたしは仕事。
周りの友達たちは「会社から帰宅命令出てさ〜15時に帰れるんだよね(^-^)」さぞウキウキしながら打ったんだろうというメッセージを送ってきた。すぐさま「は?」その一言だけ送ってやって休憩から仕事に戻る。
そう、わたしは普通に終わりが定時なのだ。
勿論社長に抗議した。
みんな家が近い訳ではないし、夜につれてもっと酷くなるのだから早めに帰宅した方がいいよ!本当に帰れなくなっちゃいますよ!
わーわーしながら言った。
けど社長は違った。
「帰れなくなったら会社に泊まればいいよ」
社長の言葉にみんな白目を剥いた。
前から薄々と感じてはいたけどうちの会社は中々のブラックだ。
松崎しげる並に黒い。
休もうって考えは一切無い。
周りのお店も早々に閉めてる中うちの店だけやってる。
おかしい。
おかしくない?
お店に人なんて全然こないし、時間の無駄とも言えるよく分からん時間を過ごす。誰もパソコンなんて見てない上にキーボードを触る素振りさえ見せない。
もう必死の帰りたいアピール。
椅子に凭れかかり手足をだらんとさせてみる。
そんな私たちの姿を見ても社長は一貫してスルー。
帰す気は一切ないらしい。クソ!!
結局定時の18時になり、みんな荒々しくタイムカードを切った。(みんなの社長を見る目が凄かった)帰宅しようと駅までいったものの、ホームへ入場規制が掛かる程の遅延混雑フィーバー。再度社長への怒りが込み上げてきた。
改札は人で溢れ返ってる。
タクシー乗り場も長蛇の列。バスもパンパンだ。
待ってるよりも次の駅まで歩いた方がいいと思い、わたしは真っ白な地面に足跡を付け始めたのだった。
今思うとこの判断は賢明では無かった。本当に。
無言で30分歩いたところで傘を持つ手が悴み、感覚を失った手から傘がポロりと落ちる。
それを拾う事さえもままならない。
掴めないんだ。
指が開かないんだ。
むっちゃ大変。
おまけに風が強くて雪の粒が眼球へぶち当たる。周りに人が居なかったら「眼が、眼が!!」と叫んでしまいたいくらいにそれはもう痛い。激痛よ。
一駅分歩いたところで「これ以上歩いたら眼球が変形する」と恐怖を感じ、駅を覗いてみたけど先程と同様に入場規制になっていた。
みんな列をキッチリ作って並んでる。無理。
すげえな。
がっくり肩を落としまた雪が吹雪く中歩き出す。他にもわたしのような考えの人が居るのだろう、次の駅へ向かう道には足跡が沢山ついてた。
それから歩いて2時間が経過した。
足の感覚も顔の感覚もほぼない。寒すぎる。
風は変わらず強く、雪が吹雪いてくるので前も見えず、何度か意識が飛びかけた。マジで。
「雪山で遭難したらこんな感じなんだろうな」そう思った。気を抜いたら頭の中で走馬灯が駆け巡る気がして、必死に楽しい事を考えて意識を保ってた。
いつかラブラドールレトリバーを飼い、木の周りをグルグルとその愛犬と走り回って遊ぶんだ。名前はダニーにしよう。恋人と愛犬ダニーと一緒に走り回って遊……ここでそろそろ休憩しないとマジで死ぬやつだと死期を悟る。
すぐに近くにあった店に駆け込んだ。
感覚のない足を引きずり、転がり込んだお店は居酒屋だ。もう何でもよかった。暖が取れればそれでいい。
「ッシャーセ!」
今はこの店員の元気な入店挨拶すら「うるせえ!!」とブチ切れそうなくらい交感神経が大変な事になってた。
通された席もちょっと寒い。泣きそう。
けどここは大人なレディを演じよう。にっこりスマイルをうか「ご注文お伺いシァス!!」うるせえバカ!!って心の中で叫んだ。ごめん。
寒さで震える中わたしは
「ハイボール一つ」
バカだなと思った。けど美味しい。
焼き鳥にはやっぱりハイボールだね。
そうしてお店で1時間程過ごし時刻は22時くらい。
流石にもう平気だろうって駅に行ったらガラガラだった。
あの夕方の入場規制が夢だったんじゃないかってくらいにガラガラ。ガラガラ×100。
無事にお家に帰れました。
仕事終わったの18時だけど。
今度から雪の日は休んでやろうと思いました。オワリ。